著書 | すわべ しんいち |
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発売日 | 2019年9月20日 |
ISBN番号 | 978-4908154-201 |
ページ数 | 160ページ |
規格 | 四六版サイズ |
2019年8月に開催された香港のオークションにて、秩父蒸溜所の肥土伊知郎(あくといちろう)氏が発売した「イチローズモルト・カードシリーズ」の54本セットが約1億円で落札されるなど、世界的にジャパニーズ・ウイスキーブームが巻き起こっています。もともと世界5大ウイスキーとして世界中から高い評価を受けているジャパニーズ・ウイスキーですが、国際的なコンペティションで最高賞を受賞するなど数々の輝かしい栄光を獲得し、いまや不動の人気となっています。
そのような背景もあり、世界に通用するウイスキー造りを目指して、小規模蒸留所が日本各地に次々と誕生しました。本書は、クラフト蒸留所を立ち上げ、ジャパニーズ・ウイスキーで世界に挑む経営者たちの熱い想いを綴った一冊になります。
紹介されている蒸留所
秩父蒸溜所/肥土 伊知郎(あくと いちろう)
日本で単独の蒸留所を35年ぶりに誕生させた人物でもあり、クラフト蒸留所の第一人者。
ガイアフロー静岡蒸溜所/中村 大航(なかむら たいこう)
ウイスキーに魅了され、異業種からウイスキー造りに挑戦した異端児。
三郎丸蒸留所/稲垣 貴彦(いながき たかひこ)
クラウドファンディングで蒸留所存続のための支援を呼びかけるなど、革新的な考えの若きチャレンジャー。
長濱蒸溜所/清井 崇(きよい たかし)
日本一小さな蒸留所で、ニューメイクハイボール『長濱ハイ』の提供や、一泊二日でのウイスキー造り体験など、常識にとらわれない斬新な挑戦を続けている。
厚岸蒸溜所/樋田 恵一(といた けいいち)
アイラ島の環境に近い北海道の地で二人三脚によるウイスキー造りに挑む。
遊佐蒸溜所/佐々木 雅晴(ささき まさはる)
多角経営の柱は、ゼロから挑む本場ウイスキー造り。
安積蒸溜所/山口 哲蔵(やまぐち てつぞう)
苦難の時代を糧に、最小限の投資で蒸留所の復活に挑む。
額田蒸溜所/木内 敏之(きうち としゆき)
地元産の国産麦や農産物を使った真のジャパニーズ・ウイスキー造りに挑む。
マルス信州蒸溜所/折田 浩之(おりた ひろゆき)
進化とは生き残りをかけた戦い。新たな伝統を築くための果敢な挑戦者。
江井ヶ嶋ホワイトオーク蒸留所/卜部 勇輝(うらべ ゆうき)
歴史ある日本酒との二刀流で、真のジャパニーズ・ウイスキーに挑む。
桜尾蒸留所/竹内 慎吾(たけうち しんご)
リスク回避と広島の利点を活かす、ハイブリッド型蒸留器で世界に挑む。
嘉之助蒸溜所/小正 芳嗣(こまさ よしつぐ)
焼酎で味わった悔しい思いからウイスキー造りを始めた革命児の挑戦。
マルス津貫蒸溜所/本坊 和人(ほんぼう かずと)
32年ぶりの復活。本坊酒造発祥の地に本土最南端の蒸留所を作った男。